ゲーテの詩「わが友、読者よ!君なくば、我はそも何ぞ!感ずるところみな独りごとに終わり、わが喜びもことばを知らず。」を、文字を生かしてデザインし、ブックカバーにしました。
ひらがなは、その形状のおもしろさと曲線美によって、詩の音が空間に溶け込む様子を表現し、漢字は直線を意識して格子のように規則正しく整列させ、それぞれの特徴を強調しました。
分解されたかなとかなが繋がり、ゲーテの詩が再構築される楽しさと不思議さを見る者に感じていただけたらと思います。
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